正悪論
私はなんとな〜く、正義と悪について考えてみた。
なんとなく、と言ったが、正義連発の馬超がきっかけだったりする。
まず、かなり簡単な物語を例にして考えてみよう。
例
ある日、主人公の国が魔王の手によって荒らされました。そのことに怒った主人公は、国を取り戻すため、魔王と戦う決心をしました。
そして、国の姫を助け、多くの仲間を連れて帰ってきた主人公。魔王を倒し、国も復興し、栄え、主人公は、その国の勇者として永遠の富と地位と名誉を約束されました。
だってさ。本当に簡単な物語だな。おい。
これを例として、考えてみよう。
まず、魔王が国を荒らす理由だ。国を滅ぼせるくらいの力を持っているのなら、無駄な戦いは無意味だ、ということぐらい知っているはず。なのに、戦うということは、何か理由があるのだ。理想郷、新たな国として栄えさせようとしたのかもしれない。魔王でも夢を持っていたはずだ。持っていないなら、自殺でもしているだろうから、まず物語に登場しない。
さて、魔王の戦う理由は予想がついた。次は主人公の怒りの理由だ。
何故怒るのか?その国が治安も悪く、誰も来たくないような国なら、そんな国、滅んでもどうでもいいだろう。ということは、治安がよかたのだろう。あるいは、家族など、大事な人や物があったのだろう。それなら怒っても不思議ではない。
主人公というと、たいていは正義感にあふれた人間だが、魔王だって、魔王の人生の主役だ。主人公だ。別に正義感がどうこうなど、問題ではない。そんなもの、どうでもいい。正義がなんだ?悪がなんだ?どこにその基準がある?言ってみろ!テイルズオブファンタジアのエドワード・D・モリスンはこう言っている。
「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ。」
と。まったくもってそのとーり!ゲームの中の人間が現実の法則を言ってのけたのだぞ?この人間どもはなにやってんだ。ゲームをさんざん子供のやることだ、と馬鹿にしておいて!貴様はその嫌いなゲームから学んだのだぞ?どれだけの恥だ!・・・・・・何で私はこんなに怒っているのだろう?・・・そうだ。自分の大事なものをけなされたり、ましてや壊されたりすれば、これ以上に怒るのだ。
じゃ、国の姫を助け、多くの仲間を連れて・・・とある。これは何を意味するのだろう?答えは簡単に言うと、その滅んだ国を皆が愛していたからだ。少なくとも、その仲間達は。
では、魔王を倒し・・・と続く、主人公が金や名誉を手に入れたところ。何故、主人公が、いや、主人公だけが金を手に入れられたのだろうか?何故主人公は断らない?もったいない、とでも言えば済むことだろう?仲間はもらえなかったというのに!そこは遠慮して、もらわないべきだ。主人公ばかりが得をする。何故?ただ、正義感が強いだけで?そんなに世の中は簡単でないと思うが?そんなんだったら、正義感あふれる奴があふれて、それこそ悪になりかねないと思うが?
だいたい、魔王に罪を全て着せて、魔王が手塩をかけて育てた魔物を殺しまくり、夢叶わずしてこんな、たかが一国の民ごときにやられるなんて、魔王のプライドを傷つけることになったというのに、主人公は平気で、いや、達成感のある顔で、金の名誉を手に入れたのだから、この時点で主人公は悪だろう?見方を変えれば、正義は悪になる。表しか見ない愚か者か、裏にか見ない無礼な人間か、あなたはどっちでしょうなあ。ま、私はあなたがどっちになっても、いいですよ。私はこの正悪論で、人の心関わるところには必ず、正義の面と悪の面があるということを知りましたから。
私は、正義と悪とがあるが、それとは別に法というものがあると思う。
法は人間が作ったものだけでなく、様々な生命にも、常識などの法がある。決まりが。
正義と悪、どちらかが無くなったとしたら、心というものも一緒にこの世からもあの世からも、その世(どこだ?)からも消えると考えている。モリスンさんが言ったことも考えてのことだ。
さて、話が少々脱線して、向かいの電車と衝突事故を起こしそうになったが、話を戻そう。
正義と悪。これは対立関係かもしれないが、本当は同じものだ。見方が違うだけで、正義は悪になる。逆もまたしかり。
何故、正義があって、悪があるのか?普段、あなたが見ているはずの、太陽の光と影。光を正義、悪を影と考えれば簡単なこと。太陽の陽光がなければ影は出来ない。何か物体がなければ、影は光があっても出来ないが、その物体を人の心と考えればいい。
正義を受けると、人の心がろ紙とは逆の役割をし、悪をつくる。わかりやすいだろう?わかりやすくなくても、想像力をフル活動させて理解して欲しい。